未来の教育を考える会
研究の方向性
 教育研究所が組合活動のシンクタンクとしての役割を担っていることを考えると、教育研究所の共同研究者や学識経験者とともに、教育の現状や課題について議論をすることは必要不可欠です。2014年度に引き続き、必要に応じて講師を招き、今日的な教育課題について学習したり、議論したりする場としていきます。議論の発信手段として所報・研究所レポートの発行やミニシンポジウムの開催を検討します。
 2009年3月に『わたしたちの考える未来の教育』を発行してから6年が経過する中で、子どもと教育をとりまく情勢も大きく変化しています。今、教育現場が抱える課題やこれからの学校教育において考えるべき問題に焦点を当てて議論を深めます。
<研究の経過>
第1回 5月29日(金) ・ 2015年度の研究の方向性を確認
・ 研究協力者 川内十郎さんから「教育の政治主導をどう考えるか」「地方の衰退と一極集中」「地方で生きがいを見つけることができる人づくり」というキーワードを織り交ぜながら基調報告
・ 今日的な教育課題として「主権者教育」を取り上げ、専門家を招いての学習の場をもつことを確認
第2回 8月4日(火) ・ 南山大学・菅原真教授による講話「主権とは何か〜その憲法学的意味〜」
概要:「主権者教育」の意義、導入に向けた動向とその変遷、主権の捉え方や国家との関係性
・ 講話を受けて学校現場の教員とともに、小・中学校における「主権者教育」「シティズンシップ教育」のあり方について協議
第3回 10月9日(金) ・ 文科省の高校生向け主権者教育副教材、経産省のシティズンシップ教育宣言等の資料をもとに、小・中学校における「主権者教育」「シティズンシップ教育」のあり方について議論
・ 今後の研究をすすめるにあたり、研究実践校への視察や講師の招聘について検討
第4回 11月13日(金) ・ 寺田伊勢男さんより「コミュニティスクール、学校運営協議会、小中一貫教育における磐田市のとりくみ」について基調報告、地域と学校の連携について議論
・ 所長よりお茶の水女子大学附属小学校の視察報告、2月の教育指導者研究会へ参加して義務教育におけるシティズンシップ教育のあり方についての知見を広げることを確認
第5回 12月18日(金) ・ シティズンシップ教育についての研究所レポートの内容構成について検討
・ 静岡大学道徳教育研究会講演会「Citizenship×Moral」に参加。近藤孝弘さん(早稲田大学教授)「ドイツにおける政治教育の現状と課題」と生澤繁樹さん(上越教育大学准教授)「シティズンシップ教育の教育原理的考察」の講演、静岡大学人文社会科学部教授井柳美紀さんのコーディネートで道徳教育の観点からディスカッション
第6回 3月10日(木) ・ 研究所レポートの原稿を最終検討
・ 2016年度の研究について検討
  ●研究所レポートVOL.45「子どもたちをシティズンシップの担い手に〜主権者教育を超えて〜」を発行
〈共同研究者〉
栗岡幹英(奈良女子大学名誉教授) 山本義彦(静岡大学名誉教授)
〈研究協力者〉
伊藤恭彦 荻野達史 畠垣智恵 杉山香織 寺田伊勢男 川内十郎 梶原利彦
〈所員〉
川村啓介 櫻井剛 大石誠
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